アイソポス
「アリとキリギリス」、「北風と太陽」、「田舎のネズミと街のネズミ」、といえば、そう、皆さんも、幼い頃、一度は耳に、目にしたことがあり、世界中で読まれている寓話、イソップ物語で、「イソップ」は、ギリシャ語で「アイソポス」といいます。
実は、イソップ物語の作者、イソップは、ギリシャ出身で、紀元前6世紀の人というから驚きで、現在のブルガリアと、トルコの国境あたりにあたる北ギリシャのトラキア地方出身である、とか、トルコ領近くのサモス島の奴隷だった、などさまざまなエピソードがあり、彼の生涯や、物語テキストもいろいろに伝えられていて、醜い容姿で小男だった、口が利けなかった、足が曲がって不自由だった、とも言われています。
共通するのは、外面的に恵まれなった分、知恵と洞察力、話術の才能に恵まれていた、ということで、これは彼の物語を読むと納得でき、知恵ゆえに奴隷の身から解放されたものの、最後は、デルフィの神託(神のお告げ)によって、死刑に処されたといわれ、彼の才能をねたんだ、あるいは恐れた人の、策略だったのかもしれません。
イソップ物語は、紀元前からいろいろな人びとによって編纂されてきましたが、彼のギリシャ語による原本は失われてしまい、現在、知られるものだけでも300話以上あり、動物が登場するものが多く、短い訓話が添えられています。
イソップ物語には、さまざまな伝承が追加され、含まれているといわれ、教訓的な内容のため、小学校などで取り上げれらることが多いですが、何より、動物が多く登場することが、子どもたちに人気の理由だと思います。