ギリシャ観光情報について
ギリシャに観光でいってみたい、ギリシャ旅行をしてみたいといった方は多いようです。言語はもちろんギリシャ語ですが、旅行前にちょっとした挨拶や、受け答えを話せるようにして行くと一段と楽しく感じられるようになります。数学などでアルファとかベータを使いますが、これはギリシャ文字です。ギリシャの首都はアテネで経済、政治、文化の中心となっております。
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メテオラの冬
ユネスコの複合遺産に指定されているギリシャのメテオラ。ギリシャ本土のほぼ中央、2000m級の山々が連なるピンドス山脈から流れるピニオス川(古代名ペーネイオス)がテッサリア平原に達するところに、突如姿を現す奇岩群。
それがメテオラで、低いもので20〜30m、高いものでは400mにもなる岩の塔の数々、それだけでも人びとの目を惹きつけやすいのに、なんと、その奇岩の頂上に修道院が建っていて、しかも、そこでは、全盛期と比べれば、はるかに数は減ったものの、この現在においても修道士、修道女が共同生活を営んでいるのです。
メテオラは、ユネスコ世界遺産登録以来、シーズン中には、1日およそ2000人もの観光客が訪れるギリシャきっての観光地で、しかも、そこには、今も厳かな空気が立ちこめ、そこが世俗から切り離された、いや、世俗を切り離した、という表現が、正しいであろうという聖域が存在し、雰囲気を実感します。
夏の観光シーズンが去った初秋、最初の霧が巨岩の上部を覆い、その後に訪れる凍てつく冬の夜、下界から眺めるメテオラは、まるで他界のように見え、メテオラの麓の村、カランパカから、空中を見上げると、恐ろしいほどの厳かな冬空に、ぽつりぽつりと修道院の小窓から漏れ来る小さな、ともし火の明かりが中空に浮き、ここにはまだ人が住んでいるというメッセージでしょうか。なんともいえない、厳粛な感覚に包まれます。
2007年夏、ギリシャは、大変な暑さとともに大きな山火事という惨事に見舞われ、さらに、その同じ年の冬、今度は、例年にないほどの大雪に見舞われ、メテオラでは、雪のため山道が閉鎖、修道院の観光も閉鎖されるという異例の事態が発生し、麓のカランパカでは、クリスマスの鮮やかなイルミネーションが輝くなか、巨岩の頂上は、そんな世俗のきらびやかさを超越するように、ひっそりとした厳粛さを崩さず、それに加え、さらに雪が覆い、人びとの接近を拒むかのような、威厳を保っていました。